お口の話

恐竜の歯、僕の歯

近頃全国各地で恐竜展が開かれ大変人気を博しているそうです。

大型連休も間近に迫り、恐竜展に行かれる方も多いのではないでしょうか?

 

さて、突然ですが問題です。

世界で最初に見つかった恐竜の1つと言われているイグアナドン。

ではこのイグアナドンで最初に見つかった部分は

大腿骨(太ももの骨)、腸骨(腰の骨)、 のうちどれだと思いますか?

正解は『 歯 』です。

実は歯は身体のなかでもっとも硬いので化石になりやすいのです。

北京原人もジャワ原人も最初に見つかったのは『歯』だったそうです。

歯が見つかってからその周囲を丁寧に探してみると化石の骨が発見されるのです。

 

この話を聞いてある疑問が生まれませんか?

「恐竜の歯は化石になるくらいに硬いのに、どうしてうちのこの歯はすぐに虫歯になるのでしょう?」

実は歯は二段階で硬くなります。

第一段階は、あごの骨の中で血液中のカルシウムが付いて硬くなります。

第二段階は、歯が生えたあと唾液中のカルシウムが付くことでさらに硬くなるのです。

生えた直後の歯はこの第二段階を経ていないのでまだやわらかく、

そして虫歯になりやすいのです。

だから、生えてきたばかりの歯は徹底した虫歯予防が大事なんですね。

大人の歯が生えてきたら、歯医者へ行きませんか?

 

 

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