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お口の話

酸蝕症(さんしょくしょう)に気をつけよう

 もうすぐ梅酒作りに最適な時期ですね。
私も作ってみたいと思っています♪
お酒やジュースなど、飲み始めると つい時間を忘れてだらだらと
飲んでしまっていませんか?

 歯を失う原因の1つに酸蝕症があります。
酸性のものを食べたり飲んだりすると、
酸によって歯が溶けていってしまうことです。

 口の中は通常PH値6.5~7で弱酸性から中性となっています。
通常私たちの口の中で唾液が充分に分泌されると
酸を洗い流し中和してくれるので問題ありませんが、
歯の表面を覆っているエナメル質はPH値5.5以下のものには弱く
酸性の飲食物ばかり取っていると、
脱灰(歯のミネラル成分が溶け出る)が
起こってしまいます。
食事の内容に気を付けることが必要です。

〇どんな飲み物、食べ物に気を付ければいいか
酸蝕症を起こす危険性のある飲食物は私たちの身の周りにたくさんあります。
その例が炭酸飲料や果汁飲料などの酸性飲料です。

炭酸飲料などではPH値2.2~2.9
オレンジなどの果汁飲料はPH値4.0前後が多く
ビールもPH値5.0以下のものがみられ、梅酒はPH値3程度です。
ヘルシーなイメージのある黒酢ですが、PH値3.1程度のため、
酸蝕症の面からは気を付けなければいけません。
スポーツドリンクもPH値3.5程度です。

 食べ物の例の1つは柑橘系果物です。
レモン=PH値2.1 
グレープフルーツ=PH値3.2
オレンジ=PH値3.5~3.6 
と酸蝕歯になってしまうリスクのある数値です。

☆こんな人には要注意です!
⓵スポーツが趣味・・・スポーツ飲料をよく飲む、走って口が乾く
⓶健康的な食事が好き・・・果物や健康飲料を普段から多く取っている
⓷逆流性食道炎・・・胃酸は強酸性です!

~酸蝕症を防ぐために~
1⃣酸性の飲食物を口にした後は水で口をゆすぐ
2⃣酸性飲食物をだらだらと食べたり飲んだりしない
3⃣寝る前には酸性の飲食物を控える

という対策をしてみましょう!

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