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お口の話

学校歯科検診

こんにちは。

女性Dr.の奥窪です(^^)

6月に入りもうそろそろ梅雨入りの季節ですね。朝、晩がまだ冷えこんだり日中はじめじめした毎日ですが

皆さんいかがお過ごしですか?

お子さんが通ってる学校では歯科検診を行っているところが多いのではないでしょうか?

お子様の歯科健診の「結果の紙」は、ご覧になられましたか?

歯並びや顎関節など成長に伴う体の変化によって、「要観察」などにチェックがついてしまうお子様も多く、「大丈夫でしょうか?」と不安になられるお母さんもいらっしゃいます。反対に「異常なし」の結果に安心されて、歯医者に行かなくて大丈夫と思われる方もいらっしゃいますが、そうではありません。

では、歯科健診の「結果の紙」をもらったらどうすべきなのでしょう? 今回は、歯医者さんで受ける検査との違いや見るべきポイントなどをお伝えいたします。

  • 学校健診の主な目的は「目で分かる」問題のチェック

学校歯科検診では、主に目視によるスクリーニング検査を行います。スクリーニング検査とは、 大勢の人の中から「特定の病気の疑いがある人」の早期発見、早期治療につなげるための検査です。お子さんのお口の中の状態を、「健康・要観察・要治療/要精密検査」の3段階にふるい分けしていきます。

保護者の方やお子さん自身も気付いていない、虫歯や歯並びなどの状態を識別すること、また、治療途中のままになっている歯の「治療の再開を促す」ことも目的としています。

歯科医院での診察と変わらないように見えますが、学校歯科健診ではあくまでもスクリーニング検査のみを行うので、歯科医院で行うような精密な検査はできません。見落としがないように歯科医師が一生懸命気を付けていても、限られた時間と設備・目視のみでは、歯と歯の間の小さな虫歯まですべて確認する事は難しいです。

これが、「歯医者に通っているのに、歯科健診の結果の紙には“虫歯あり”となっていた!」 「歯科健診の紙には異常なしだったのに、歯医者さんで虫歯が見つかった!」という事の原因です。

  • 歯科医院の「検査」の目的は、十分な設備の元で「総合的な診断」を行うこと

歯と歯の間や、顎の骨の状態などは目では見えません。目で見て分からない部分に「虫歯がないか」、「乳歯の下に大人の歯があるか」などレントゲンや専用の機器を使って詳しく検査した上で、「診断」することが歯科医院では可能です。

歯科医院の検査は、歯科医師や歯科衛生士が、歯、歯肉の状態、磨き残しの箇所のチェックなど様々な角度から細かくチェックし、目視の状態やレントゲン画像などを元に総合的に診断していきます。

この検査の目的は、現状をきちんと把握した上で確定診断をし、1人1人に合った治療や予防処置の方針を決めるためのものです。そのためには、明るい照明のもとレントゲンなどの専用の器具がそろった状態で「お口の中がしっかりと見える環境」も重要なポイントなのです。

子供の学校歯科健診の「結果の紙」の内容は、あくまでも目安のものですので、「絶対大丈夫!」とは安心できません。確実に診断するのであれば、歯科医院での受診をおすすめいたします。

当医院では、検診時お子さんへの歯磨き指導、歯面清掃→フッ素塗布も行っております。

   気になる方はお気軽にお越しください

 

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