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お口の話

妊娠中のお口の中の変化

2012年に母子手帳の改訂があったことをご存知でしょうか。

その改訂の際に、妊産婦の歯の状態の記載の欄が設けられ、歯周病が早産などの原因になることが明記されました。

 

「歯周病になっていないので、関係ない」と思っている妊産婦の方、いませんか?

 

妊娠すると女性ホルモンの分泌が急激に高まり、口腔内に様々な変化が生じます。

女性ホルモンの増加により、歯周病の原因菌が増殖しやすくなり、

同時に歯ぐき自体の反応も変化し、炎症や出血が起きやすくなります。

また、すでにあった歯周病も悪化しやすくなります。

更に、唾液のネバネバとした感じが高まるため、口の中の自浄作用(自然に汚れを落とす力)が低下し、

汚れの増加にもつながります。

このため、いままでと同じように磨いているに、歯ぐきから出血がしやすくなった

口の中がネバネバする、といった症状も現れやすくなります。

 

ですから、妊娠前からの定期的な予防や、妊娠中も検診が大事になります。

妊娠中の治療について不安なことがあれば、いつでもお尋ねください。

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